日本に住む友達オウーがサイトを見て、こんなリクエストを送ってくれました。
「NYの雪は半端じゃないね。ぶーつ履いて歩いたら、傷みそうと思うのはにほんじん?長靴おじさんなんかはいるのかな?いたら写真写してきて!」
実は、日本人の私は長靴を履いてました! 大雪の時より雪解けになる頃の方が長靴は活躍します。というのは、歩道から道路に踏み出すとき、ふか~く大きな水溜りを渡らなければいけないから。普通のブーツだと、いくら防水でも縫い目から水が入ってきたり、さらに後になって例のソルトで塩が噴いたりするから、です。1994~5年頃、ほとんど毎日雪が降ってたので、その当時、ライディングブーツ(乗馬靴)のデザインでラバー素材という膝までのものと、同じくラバー素材でゼブラ柄のアンクルブーツを愛用してました。その後、暖冬であまり雪が降らなくなり、仕舞っておく場所がなくなったので捨ててしまったのです。で、今年、慌てて、この大雪の中、長靴を購入。でも、実際、履いてみると長靴は底が薄く、足が凍傷になりそう。で、またまた慌てて、最近オープンした日本の商品ばかり扱ってる100円ショップ、SAMURAIに靴の中敷を買いに行き、快適!と満足。でも、ふと気づいたら、みんな長靴を履いてない。あれ、どうして?そして、私の黄緑のブーツが街中で嫌に目立ってる(いいねぇ、ハッピーカラーで!と声をかけられる!)。。。そう、雪が降った後、氷点下10度なんていう記録に値する寒い日が続いてるので、雪が解けず道路に水溜りができてないからなんです。ということで、今日からは氷でこけないようラバーソールのブーツを履いて出勤してます。
ところで、ここ数年、長靴ブーム。日本だと、梅雨のシーズンにどこでも長靴が買えるけど、ニューヨークでは長靴を探すのは一苦労だった(ような気がする)のに、この数年、すっごくおしゃれな長靴が出回ってる。水玉、ストライプ、チェック、フラワープリントから、プッチプリントやレオパードプリント、さらにはニューヨークのタクシープリントにいたるまで。さらに、今シーズンは高さは3cmくらいだけど、ヒールのものまで出ています。ニューヨークって黒を着てる人が多いと思ってるあなた、正解。で、どうしてかわかる? 空気も道路も洗濯用の水も汚れてるから淡い色のものがすぐ汚くなる、さらに雨の日に薄色の洋服を着て道を歩いてると車があげるハネで泥と油の混じった水玉模様がついちゃうので、黒を着てしまうんですね(独断)。さらに、雨になるとストリートで安売りされる黒い傘をさしてる人が多いから、雨の日は、ど~んよりと全体の暗さが増してたのが、このポップカラー長靴が流行ってからは、ちょっと明るくいい感じ。ピチピチ、チャプチャプ、ランランラン!です。それに、プリントのチョイスによって、その人の個性が現れてるような。あなた、おとなしそうなのに実はプッチな派手好きなのね、なんて、意外な面を見たような気がして楽しめるし、会話も弾みます。